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アサティス、フサイチソニック、十勝へ移動

新ひだか町のアロースタッドに繋養されていたアサティス(牡22歳、父トップサイダー)と、同じく新ひだか町のレックススタッドに繋養されていたフサイチソニック(牡10歳、父デインヒル)の種牡馬2頭が、帯広市の競勝牧場へ移動した。ともに同牧場で種牡馬生活を続ける予定。
アサティスの競走成績は、G1ジョッキークラブ大賞典など重賞5勝を含め英伊日仏16戦6勝。G1キングジョージ六世&クイーンエリザベスSでは柴田政人騎手(現調教師)が手綱を取り3着に入った。
1991年に日本で種牡馬入りすると、ウイングアロー(G1ジャパンCダート、G1フェブラリーS)、フェスティバル(米G3ダリアH)、スマートボーイ(G3平安S2回、G3アンタレスS2回)、スナークレイアース(G3白山大賞典)といった数多くの重賞ウイナーを輩出。ダート戦線のトップスタリオンとして一時代を築いた。しかし、近年はウイングアロー、スマートボーイといった後継種牡馬に恵まれたこともあり、種付頭数が減少。今年22歳という高齢も考慮され移動が決まった。
一方のフサイチソニックは、2000年7月デビュー。3戦目で初勝利を挙げると、ダービー馬アグネスフライト、皐月賞馬エアシャカールを抑え快勝したG2神戸新聞杯まで、破竹の4連勝を記録した。
現役引退後の01年に種牡馬入り。デインヒルの後継として人気を集め、100頭を超える種付頭数を記録したこともあった。今年までに3世代がデビュー。JRAではトーセンベルボーイ、ミンナシアワセ(ともに2勝)などがいる。


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