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浦河で騎馬参拝、人馬の無病息災を祈る

浦河町の浦河神社で1月2日、新春恒例の「騎馬参拝」が行われ、馬上から今年一年の人馬の無病息災を祈った。
騎馬参拝は1910年から続く、馬産地・浦河の伝統行事。同町に旧日高種畜牧場が開設されて以来受け継がれており、今年で97回目を数える。
雪のない穏やかな天候に恵まれた当日は、町内の乗馬少年団員や乗馬クラブ会員の騎馬隊が、午前8時30分に町内の西舎神社を出発。市街地を行進しながら約12キロの道程を2時間半かけて浦河神社に到着した。
石段前に設けられた祭壇で谷川弘一郎浦河町長らがお払いを受けると、乗用馬やポニー24頭に騎乗した騎馬隊やポニー少年団の一行は、101段の石段を一気に駆け上り社殿へ。馬上から賽銭を投げ入れ「人馬とも良い年に」と祈願した。
上りより難しいとされる石段下りでは、恐怖心から途中躊躇する馬もいたが、全馬無事に終了すると、固唾を呑んで見守っていた約500人の参拝客から大きな声援や拍手が送られた。


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