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2歳新種牡馬はアドマイヤコジーンに栄冠

2006年のJRA種牡馬成績がまとまった。熾烈を極めた2歳新種牡馬チャンピオンには、アストンマーチャン(G3小倉2歳S、G3ファンタジーS)などを送り出したアドマイヤコジーン(牡11歳、父コジーン)が輝いた。同馬は27頭の出走で13勝(勝ち馬11頭)を挙げ、2億824万1000円を獲得。2位タニノギムレットを約1350万円上回り、栄冠を手にした。2歳総合でも5位に健闘。アーニングインデックスも2.73と高い数字を残した。今年の種付料は前年に比べ約4倍の300万円となったが、すでに満口と高い人気を示している。
9年連続で首位を守っていたサンデーサイレンスが不在となった2歳総合部門は、アグネスタキオン(牡9歳、父サンデーサイレンス)が、種牡馬デビュー2年目にして初のタイトルを獲得した。同馬産駒は64頭がデビューし、25頭で30勝を記録。重賞ウイナーはいないが、勝馬率約4割という高い数字を残した。以下、2位スペシャルウィーク、3位ダンスインザダークと、サンデーサイレンス産駒が上位3頭を占めた。
また、総合では、サンデーサイレンス(父へイロー、02年8月死亡)が12年連続(1995年~06年)首位の新記録を達成。ノーザンテーストが記録した11年連続(82年~92年)を抜いた。また、12世代連続G1優勝という歴史的快挙も成し遂げた。なお、同馬はブルードメアサイアー部門でも初めてトップを獲得。12月にアイポッパー(G2ステイヤーズS)、サクラメガワンダー(G3鳴尾記念)、フサイチリシャール(G2阪神C)、フサイチホウオー(G3ラジオNIKKEI杯2歳S)が重賞を制し、15年連続1位だったノーザンテーストを逆転。その差はわずか約2800万円だった。


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