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英愛リーディングサイアー14回、大種牡馬サドラーズウェルズ死亡
4/26、欧州を代表する大種牡馬サドラーズウェルズが老衰のため愛クールモアスタッドでその生涯を閉じた。30歳。サドラーズウェルズは英愛仏で2~3歳時に11戦6勝。G1愛2000ギニー、G1英エクリプスSなど3つのG1を制した。種牡馬としてはさらに偉大。モンジューIRE、ガリレオ、ハイシャパラルなど数多くの一流馬を次々に送り出し、英愛リーディングサイアーに13回連続を含む14回(1990年、1992年~2004年)輝き、18世紀にハイフライヤーが作った記録(13回)を塗り替えた。2008年に種牡馬を引退。今年9月には最終世代の1頭であるサドラーズロックが英G2ドンカスターCに優勝。初年度(1986年産)から23世代連続での重賞制覇も成し遂げた。現在は英愛リーディングサイアーのガリレオや仏リーディングサイアーのモンジューIREなどが後継種牡馬として活躍。その影響力は欧州ばかりでなく、2004年に北米リーディングサイアーに輝いたエルプラドやその産駒メダーリアドーロを通して米国にも広がりつつある。日本ではオペラハウスGBからテイエムオペラオーやメイショウサムソン、シングスピールIREのラインからアサクサデンエンGBなどがその血を伝えている。
【主な産駒・海外】ガリレオ(欧州最優秀3歳牡馬、G1英ダービーなどG1・3勝)、モンジューIRE(欧州最優秀3歳牡馬、G1凱旋門賞などG1・6勝)、ドリームウェルFR(欧州年度代表馬、同最優秀3歳牡馬、G1愛ダービーなどG1・2勝)、バラシア(欧州年度代表馬、同最優秀古馬、G1BCマイルなどG1・2勝)、キングズシアター(欧州最優秀3歳牡馬、G1キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスSなどG1・2勝)、イントレピディティ(欧州最優秀3歳牝馬、G1英オークスなどG1・3勝)、オペラハウスGB(欧州最優秀古牡馬、G1キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスSなどG1・3勝)、イエーツ(欧州最優秀ステイヤー4回、G1ゴールドCなどG1・7勝)、カイフタラ(欧州最優秀ステイヤー3回、G1ゴールドCなどG1・4勝)、ハイシャパラル(米最優秀芝牡馬2回、G1英ダービーなどG1・6勝)、ノーザンスパー(米最優秀芝牡馬、G1BCターフなどG1・2勝)、イズリントンIRE(米最優秀芝牝馬、G1BCフィリー&メアターフなどG1・4勝)、カーネギーGB(G1凱旋門賞などG1・2勝)


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