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香港国際競走結果-その2

G1香港マイル(芝1600m、3歳上、13頭)を制したのは1番人気の地元馬グッドババUSA(セン5、香港A.シュッツ厩舎、O.ドルーズ騎手)。勝ち時計は1分34秒5。栗東・山内研二厩舎のコンゴウリキシオーIRE(4番人気)は9着に敗れた。
最内枠からコンゴウリキシオーIREがハナを切り、前半800mが48秒3という緩い流れ。コンゴウリキシオーIREにとっては願ってもない展開かと思われたが、直線を向いての伸び脚が案外。後続に飲み込まれて9着に終わった。レース中落鉄していたとのことで、それも最後の粘りを欠いた一因か。
グッドババUSAは道中後方からレースを進め、直線で外から勢い良く伸びて見事1着。クラカドー Creachadoir も中団から良く伸びたが、勝ち馬の鋭い末脚にゴール前で短頭差屈して惜しくも2着に敗れた。
3番人気に推された仏1000ギニー馬のダルジナ Darjina は最後の最後に3番手に上がって格好をつけたが、G1セントジェームズパレスS勝ち馬で、2番人気に推されたエクセレントアート Excellent Art は後方からジリジリとしか伸びず8着に大敗。G1BCマイルからの転戦というキツい臨戦過程で、本調子を欠いていた様子だ。
勝ったグッドババUSAは、父リアファン Lear Fan、母エルメム Elle Meme(母の父ジルザル Zilzal)という血統の米国産馬で、通算23戦10勝。G1は初勝利となる。
グッドババUSAは05年10月に香港でデビュー。5歳になった今年から本格化し、年明けから3連勝でLG3チェアマンズトロフィーを制し、香港重賞初制覇。G1チャンピオンズマイル5着を挟んで、今春のG1安田記念にも参戦。0.5秒差の7着とまずまずの走りを見せた。前走LG2国際マイルトライアルで香港重賞2勝目を挙げ、再度勢いをつけてここに臨んでいた。
また、グッドババUSAは、毎年この香港国際競走と同時期に開催されている香港インターナショナルセールの取引馬(04年のセリに上場、落札額は170万香港ドル=約2,550万円)。今後同セリの注目が一層高まることになりそうだ。


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