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チアゴがBC戦線に名乗り/グッドウッドS

現地時間9月29日、米カリフォルニア州サンタアニタパーク競馬場(※)でG1グッドウッドS(オールウェザー9ハロン、3歳上、8頭)が行われ、2番人気のチアゴ Tiago(牡3、米J.シレフス厩舎、M.スミス騎手)が優勝した。勝ち時計は1分46秒93、馬場状態は Fast(速)だった。
4番手からレースを進めたチアゴは勝負どころで外を回って進出し、直線を向いて堂々と先頭に。外からオーサムジェム Awesome Gem(前走G1パシフィッククラシック2着)が鋭く詰め寄ってきたが、渋太く粘って最後まで凌ぎ切り、ハナ差で勝利を収めた。
なお、このレースにエントリーしていた西海岸の王者ラヴァマンUSAは、10月7日のG2オークトゥリーBCマイル(サンタアニタ、芝8ハロン)に目標を変更したため、出走を取り消している。
チアゴは父プレザントタップ Pleasant Tap、母セットゼムフリー Set Them Free(母の父ストップザミュージック Stop the Music)という血統の米国産馬で、通算8戦4勝。半兄に05年のケンタッキーダービー馬ジャコモ Giacomo(父ホーリーブル Holy Bull)がいる。
今年4月、サンタアニタ競馬場のダート9ハロンで行われたG1サンタアニタダービーで、未勝利馬ながら後方から追い込んで見事に勝利。勇躍G1ケンタッキーダービーに臨んだが、勝ったストリートセンス Street Sense から10馬身離された7着に終わった。
牡馬二冠目のG1プリークネスSをスキップして臨んだG1ベルモントSでは3着とまずまずの結果。続く7月のG2スワップスBCSで古馬を相手に快勝した後、小休止を挟んでここに臨んでいた。
春は追い込み一辺倒だったが、ここに来て好位からの競馬を習得。本番のG1BCクラシック(10/27、モンマス、ダート10ハロン)でも面白い存在になりそうだ。
※今秋、サンタアニタパーク競馬場ではダートコースのオールウェザー換装工事が完了。9月26日から始まったオークトゥリー開催から従来のダートに変わり、オールウェザーコースを使用している。


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