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凱旋門賞、本命は英ダービー馬オーソライズド

今年で86回目を迎えるG1凱旋門賞が10/7(日本時間同日深夜)に迫った。
本命視されるのは英ダービー馬オーソライズド。古馬との初対戦となった前々走G1英エクリプスSではノットナウケートーの奇襲に屈したが、前走のG1英インターナショナルSでは追い出しを待つ余裕さえ見せてG1キングジョージ6世&クイーンエリザベスS圧勝のディラントーマスを撃破。同時にノットナウケートー(3着)にリベンジも果たし、G1英ダービーを5馬身差で制した強さを再確認させた。鞍上は名手ランフランコ・デットーリ騎手。その手腕にも期待が寄せられている。ロンシャン競馬場が初コースとなるのが若干気がかりな点ではあるが、95年のラムタラUSA以来となる英ダービー馬によるG1凱旋門賞制覇に期待が掛かる。
ソルジャーオブフォーチュンが2番人気。G1英ダービーではオーソライズドに8馬身余り離された5着に敗れたが、続くG1愛ダービーを9馬身差で圧勝した。このレースが不良馬場だったことから、硬い馬場への対応力を疑問視する向きもあったが、前走のG2ニエル賞では3番手追走から好時計(2分25秒6)で快勝。不安を一掃し、評価を急上昇させた。G2ニエル賞の勝ち馬は、昨年の優勝馬レイルリンクをはじめ、ここ10年で6頭が本番も制している。コース経験を強みに、オーソライズド逆転を狙っている。
古馬代表はディラントーマス。今年のG1キングジョージ6世&クイーンエリザベスSでは後続を一気に突き放し、4馬身差で圧勝した。G1英インターナショナルSではオーソライズドに敗れたが、前走G1愛チャンピオンSを快勝、勢いを取り戻してここで巻き返しを期している。ここまでシーズンをフルに戦い抜いてきており休養らしい休養を取っていないが、前走の勝ちっぷりを見る限りでは疲労を心配する必要はなさそう。3歳のトップホース2頭を相手に、古馬の貫禄を見せ付けても不思議ない。
ザンベージサンは前走G2ニエル賞で3着に敗れたことで株を落とした。しかし、G1パリ大賞勝ちの実績があり、侮れない力量を持っていることには変わりない。昨年レイルリンクを勝利に導いたステファン・パスキエ騎手の手綱捌きにも注目したいところだ。
昨年の欧州最優秀3歳牝馬マンデシャはG2フォワ賞でマンデュロの2着。ここを目標に調子を上げており、無視できない存在だ。ドイツ調教馬サデクスは今年G1ラインラントポカルまで重賞3連勝と目下絶好調。勢いを駆って上位進出を狙う。


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