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チャンピオンサイアー、ワカオライデンが死亡

1997年、99年のNARチャンピオンサイアーに輝き、数多くの活躍馬を送った名種牡馬ワカオライデン(牡26歳、父ロイヤルスキー)が9月21日夕方、繋養先である安平町の吉田牧場で老衰のため死亡した。
同馬の競走成績は27戦13勝(うち地方9戦7勝)。祖母にワカクモ(桜花賞)、半兄にワカテンザン(きさらぎ賞)、おじにテンポイント(年度代表馬)らがいる。83年にJRAでデビューすると、G3朝日チャレンジC優勝など重賞戦線で活躍。その後、地方競馬へ移籍し、金沢・笠松で、白山大賞典、東海菊花賞といった5つの重賞を制した。
現役引退後の89年に生まれ故郷の同牧場で種牡馬入り。産駒は地方競馬で目立った活躍を見せ、97、99年にはNARチャンピオンサイアーに、92、94、96、99年にはNAR2歳チャンピオンサイアーとなり名声を高めた。特に笠松ではライデンリーダー(G24歳牝馬特別・西)、シンプウライデン(G3名古屋優駿)など多くの重賞ウイナーを輩出。地元ファンから“笠松のサンデーサイレンス”と称されるほどの絶大な人気を誇った。
種牡馬生活からは2005年シーズンを最後に引退。以降、同牧場の功労馬として余生を送っていた。22日には関係者が参列し葬儀が執り行われ、テンポイントなどが眠る墓地へ埋葬されたという。


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