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HBA、NOSAI日高、診療協定を結ぶ

NOSAI日高地区農業共済組合とHBA日高軽種馬農協の診療協定が結ばれ、その調印式が9月6日、新ひだか町の生産連ビルで行われた。診療協定により診療後の手続きが簡略化。医療面での更なる充実が図られることになった。
現在、HBA組合員は1020人。その約7割に当たる700戸がNOSAI日高の家畜共済保険に加入している。これまでNOSAI日高の共済保険に加入するHBA組合員が、NOSAI獣医師以外の診療を受け保険適用する場合、医療費を支払った領収書を提出しなければ給付金を受けることができなかった。さらに、医療費の支払いが遅れるほど給付金が減額するため、生産者に掛かる負担は大きく、経営を圧迫していた。
今年でNOSAI制度が60周年を迎えるNOSAI側は、保険の充実を図るべく、3月にHBAへ診療協定を打診。両者間で協議を重ねて調整を進めていた。協定では、HBA獣医をNOSAIの嘱託獣医として認定することで、診療後の手続きを簡略化。HBAにとっては組合員の負担軽減に、NOSAIにとっては保険加入の促進に、HBA11名、NOSAI日高44名の双方の獣医にとっても専門分野で力を発揮できるとしている。
調印式でNOSAI日高の不動通明組合長は「大変有意義なこと。今後は互いの技術者同士が交流を深め、切磋琢磨し技術向上を」と挨拶。HBAの荒木正博組合長は「これからの軽種馬産業に役立つ内容。手を携えて取り組んでいきたい」と抱負を語った。


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