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米G1馬フォーティナイナーズサン、日本へ

2005年の米G1クレメントL.ハーシュメモリアルターフチャンピオンシップS(芝10F)の優勝馬フォーティナイナーズサン(牡6歳、父ディストーテッドヒューマー)が、来春から浦河町の日高スタリオンステーションで種牡馬入りすることが決まった。
同馬の競走成績は米19戦6勝、2着3回、3着4回。04年1月にデビューし、5戦目で初勝利を挙げた。古馬になると芝に主戦場を移し、アローワンス3連勝からG2・3着、G1・2着、3着と本格化。重賞4戦目のクレメントL.ハーシュメモリアルターフチャンピオンシップSで初重賞をG1で飾った。その後、2度の長期休養を余儀なくされたが、今年3月のG2サンルイスレイHで1年半ぶりに勝利。健在ぶりを示した。現在は10月6日に行われるG1クレメントL.ハーシュメモリアルターフチャンピオンシップS2度目の制覇に向け調整中。結果次第ではG1ジャパンC、G1BCターフなども視野に入れているという。
父ディストーテッドヒューマーは、G2カマンウェルスBCSなど米8勝を挙げたフォーティナイナーの直仔。種牡馬入りするとファニーサイド(G1ケンタッキーダービー)、コメンテイター(G1ホイットニーH)などのG1ウイナーを送り、一躍トップ種牡馬に上り詰めた。9月19日現在、米サイアーランキングは第3位。近頃、ダーレーが25%の所有権を取得したことでも話題になった。母シンダザノは米1勝。半姉シンディーズヒーローはG1デルマーデビュータントS優勝馬、おばにチリ古牝馬チャンピオンのオールグローリー、近親に米2・3歳牝馬チャンピオンのシルヴァービュリットデイ、米年度代表馬アーツアンドレターズなどがいる優秀な母系を持つ。
関係者は「米国現役屈指のトップホースをリーズナブルな金額で手に入れることができた。体型から日本の芝も合いそう」と本邦初となるディストーテッドヒューマーの後継に期待している。詳細は浦河町・(株)荻伏ブリーディングシステムまで。


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