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Sオブフォーチュンがニエル賞快勝、凱旋門賞

現地時間9月16日、仏ロンシャン競馬場で3歳馬によるG1凱旋門賞のステップレース・G2ニエル賞(芝2400m、3歳牡牝、6頭)が行われ、2番人気のソルジャーオブフォーチュン Soldier of Fortune(牡3、愛A.オブライエン厩舎、J.ムルタ騎手)が快勝した。勝ち時計は2分25秒6、馬場状態は Bon(稍重)だった。
ソルジャーオブフォーチュンはペースメーカーを務めた同馬主(クールモア)のソングオブヒアワサ Song of Hiawathaの直後を追走。直線を向いて抜け出すと、そのまま力強く押し切った。
地元フランスのエースとして1番人気の期待を背負ったザンベジサン Zambezi Sunは後方から。直線入口ではソルジャーオブフォーチュンの背後に迫ったものの伸び脚が今ひとつで、最内を突いたサガラ Sagaraにも差されて3着。本番に向けやや不安の残る内容となった。
勝ったソルジャーオブフォーチュンは父ガリレオ Galileo、母アフィアンスト Affianced(母の父エリンズアイルIRE)という血統の愛国産馬で通算8戦5勝。
昨年10月にデビュー(2着)し、2戦目でモーリーズウェルズ Mores Wells(現在G3を2勝)を下して初勝利。3戦目の仏G1クリテリウムドサンクルーでは牝馬パッセージオブタイム Passage of Timeの2着に敗れたが、明け3歳初戦の仏G2ノアイユ賞、英G3チェスターヴァーズを連勝して評価を上げた。
キャリア6戦目で迎えたG1英ダービーではオーソライズド Authorized から8馬身余り離されて5着と完敗を喫したものの、続くG1愛ダービーで後続に9馬身の大差をつけて圧勝。ここはそれ以来の実戦だった。
G1愛ダービーは道悪(Soft to Heavy=不良)での競馬で、馬場と相手に恵まれたと見る向きもあったが、ここを完勝したことでその見方が払拭された。
次走はG1凱旋門賞(10/7、ロンシャン、芝2400m)の見込み。クールモア陣営は先日のG1愛チャンピオンSを制したディラントーマスとの2頭で大一番に臨むことになりそうだ。


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