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ダルジナ強し!/ムーランドロンシャン賞

現地時間9月9日、仏ロンシャン競馬場でG1ムーランドロンシャン賞(芝1600m、3歳上牡牝、9頭)が行われ、3番人気のダルジナ Darjina(牝3、A.ロワイユデュプレ厩舎、C.スミヨン騎手)が優勝した。勝ち時計は1分36秒8、馬場状態は Bon(稍良)だった。
ダルジナはアーキペンコ Archipenko(G2愛ダービートライアルS勝ち馬)と、マイルG1連勝中のラモンティ Ramonti に先を譲って、3番手を手応え十分に追走した。
直線を向いてアーキペンコを交わしてラモンティが先頭に。さらにその外からダルジナが3歳牝馬らしからぬ力強い伸び脚でラモンティに迫り、直線半ばで前に出ると、一完歩ずつその差を広げていった。後方からジョージワシントン George Washington が猛然と追い込んだが、時すでに遅しだった。
結局、ダルジナが堂々の先頭ゴールイン。ラモンティが意地で2着を死守。ジョージワシントンは3着止まり。アーキペンコは直線後退、5着に終わっている。
勝ったダルジナは父ザミンダー Zamindar、母ダリンスカ Darinska(母の父ジルザル Zilzal)のフランス産馬で、通算6戦5勝。
英1000ギニー馬フィンスケールビオ Finsceal Beo を下して3戦無敗でG1プールデッセデプーリッシュ(仏1000ギニー)を制覇した後、欧州3歳牝馬マイル女王の座を目指し英G1コロネーションSに挑んだものの、馬場悪化に苦しんで3着。しかし、地元フランスに戻ってG1アスタルテ賞を快勝。勢いを取り戻してここに臨んでいた。
次走は牝馬限定のG1サンチャリオットS(10/6、英ニューマーケット、芝8ハロン)が有力。また、陣営は来年以降も現役を続行させるとしている。


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