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仏ダービー馬ローマン引退

現地時間9月4日、今年のG1ジョッキークラブ賞(仏ダービー)を制したローマン Lawman(牡3、仏J.-M.ベギーニュ厩舎)の引退が発表された。来年から愛バリーリンチスタッドで種牡馬入りする。種付け料はまだ発表されていない。
ローマンは父インヴィンシブルスピリット Invincible Spirit、母ララミー Laramie(母の父ガルチ Gulch)という血統の仏国産馬で、通算7戦4勝(うちG1・2勝)。
2歳11月のデビュー戦を快勝。2歳時はその1戦のみで終え、3歳初戦の一般戦を2着、2戦目のG3フォンテンブロー賞は4着。3戦目のG3ギシュ賞を優勝して注目を集める存在となった。
迎えたG1ジョッキークラブ賞では、前日のG1英ダービーをオーソライズドで制していたランフランコ・デットーリ騎手の絶妙な手綱捌きもあって、見事な逃げ切り勝ちを収めた。
続くG1ジャンプラ賞も逃げ切り、仏3歳トップホースとしてG1ジャックルマロワ賞に挑戦するも6頭立ての6着と不可解な惨敗。レース後、肝臓に障害が起きていたことが明らかになった。症状は痛みを伴うもので、レースにも少なからぬ影響があったと言われている。
バリーリンチスタッドの発表によれば、今はもう肝臓障害は完治しているが、ビッグレースに完調で臨むには準備期間が足りないというベギーニュ師の判断があり、引退・種牡馬入りの決断がなされたのこと。


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