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ロドリゴデトリアーノら、JBBA下総を退厩

8月27日、千葉県のJBBA日本軽種馬協会下総種馬場に繋養されていたロドリゴデトリアーノ(牡18歳、父エルグランセニョール)が栃木県のJBBA那須種馬場へ、ヒシアケボノ(牡15歳、父ウッドマン)が茨城県の東京大学農学生命科学研究科高等動物教育研究センターへ移動した。今後も両馬とも種牡馬生活を続ける。
英愛2000ギニー、インタナショナルSなどG1・5勝を挙げ、欧州中距離3歳チャンピオンに輝いたロドリゴデトリアーノは、1993年に日本で種牡馬入り。JBBA初のシャトル種牡馬として、97、98年にはNZでも供用された。日本ではエリモエクセル(G1オークス)、ミヤギロドリゴ(G3福島記念)などを、NZではロドリゴローズ(G2WRCカドルS)を輩出。JBBA静内、胆振を経て05年から下総に配置されていた。
一方、95年のG1スプリンターズSを制したヒシアケボノは、98年にJBBA七戸で種牡馬入り。これまでにJRA4勝のヒシアスカなどを送り出している。下総には02年から繋養。このたび東大への“進学”が決まった。
JBBA下総種馬場は、下総御料牧場の跡地に建てられた三里塚種馬場が前身。ゲイタイム、ロイヤルチャレンヂャーの2頭で62年から種付業務を開始した。70年、新東京国際空港の建設に伴い、現在の場所へ移転し、名称を変更。ロイヤルスキー、ノノアルコ、セダン、ピットカーン、カツラノハイセイコ、イシノサンデーなどが繋養され、戦前から続く千葉の馬産に貢献してきた。
しかし、近年は地域の生産頭数の減少などもあり、需要が縮小。繋養種牡馬2頭の移動をもって種馬場の役目を終えることになった。


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