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シニスターミニスター、日本で種牡馬入り

昨年の米G1ブルーグラスS優勝馬シニスターミニスター(牡4歳、父オールドトリエステ)が、来春から新ひだか町のアロースタッドで種牡馬入りすることが決まった。
同馬は2005年12月にデビュー。2戦目で後続に8馬身の差をつけ、初勝利を飾った。G1初挑戦となったケンタッキーダービーの前哨戦ブルーグラスSでは、レース史上3番目の大差となる12馬身4分の3差で楽勝。G12勝のファーストサムライ、後にG1ハスキル招待Hを制するブルーグラスキャットといった強豪相手に圧倒的な強さを見せ、G1タイトルを手にした。
父オールドトリエステは、米チャンピオンサイアーに輝くエーピーインディの後継種牡馬。03年1月に急性蹄葉炎が原因で急逝し、3世代の産駒しか残せなかったが、本馬のほかに、シルヴァートレイン(G1BCスプリント)、マルターズヒート(G3フェアリーS)などの重賞ウイナーを送り出している。母スウィートミニスターは米7勝。近親には、G3ディスカヴァリーHを制したプロスペクターズフラッグなどの活躍馬が名を連ねる。
購入金額は150万(約1億7300万円)。総額3億円(1株600万円×50口)のシンジケートは、一般募集を始める前に申し込みが殺到して、すぐに満口となったという。来日は11月を予定している。
日本でのエーピーインディ系種牡馬はロードメイプル(06年用途変更)に次いで2頭目。日高では初の導入となるだけに関係者の期待は大きい。同馬の獲得に尽力した新ひだか町・岡田牧場の岡田隆寛氏は「以前からこの父系の種牡馬を探していましたが、やっと巡り合うことができました。スピードもあり、馬体も素晴らしい。どんな繁殖にも配合できる血統構成なので楽しみですね」と惚れ込んでいる。事務局は新ひだか町の(株)ジェイエス(TEL.0146-42-2544)。


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