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ローヤーロン本格化2連勝/ウッドワードS

現地時間9月1日、米ニューヨーク州サラトガ競馬場でG1ウッドワードS(ダート9ハロン、3歳上、8頭)が行われ、1番人気のローヤーロン Lawyer Ron(牡4、米T.プレッチャー厩舎、J.ヴェラスケス騎手)が楽勝した。勝ち時計は1分48秒60、馬場状態は Fast(速)だった。
前走で同距離同コースのG1ホイットニーHをレコード勝ち(1分46秒64)していたローヤーロンは単勝1.75倍の圧倒的1番人気に推された。
その期待に違わず、逃げたワンダリンボーイ Wanderin Boy(前走G1ホイットニーH2着)を向正面コーナー入口で早々に交わしにかかり、直線は完全に独走。後続を8馬身余り置き去りにし、見事なG1連勝を決めた。
勝ったローヤーロンは父ラングフール Langfuhr、母ドネーション Donation(母の父ロードエイヴィー Lord Avie)という血統の米国産馬。この勝利で通算成績を24戦12勝(うちG1・2勝)とした。
ローヤーロンは元々その資質を見込まれていた馬で、2歳12月のオプショナルクレーミングから3歳4月のG2アーカンソーダービーまで重賞3勝を含む6連勝を挙げ、G1ケンタッキーダービーでも伏兵視(6番人気12着)されていた。
3歳秋に当初所属していたR.ホルサス厩舎から名門トッド・プレッチャー厩舎に移籍。その初戦となったG1BCクラシックこそ9着と振るわなかったが、年明けから1、1、3、2着と再上昇ムードを見せ、前走のG1ホイットニーHで初G1勝利を挙げていた。
米古馬中距離路線はインヴァソール Invasor の引退で軸を失っていたが、このG1連勝劇によってローヤーロンがまずは跡目争いを大きくリードしたといえるだろう。
次走はG1ジョッキークラブゴールドカップS(9/30、ベルモント、ダート10ハロン)。なお、同レースには今年のG1プリークネスSの覇者カーリン Curlin も参戦を予定している。


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