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豪でも馬インフルエンザ流行―2

感染源については特定されていない。ただし、日本での馬インフルエンザ流行はオーストラリアでも周知の事実。発症の端緒がシャトル種牡馬の検疫所であったことからも、やはり日本からシャトルされた種牡馬が感染源と疑われている(一部メディアには「日本から来た馬」と当初からハッキリ伝えているところもある)。
一方で、アイルランドの乗馬が感染源とする報道もなされている様子。いずれにせよ、日本と同様に感染経路の特定には時間を要しそうだ。なお、オーストラリアでは馬インフルエンザ予防接種が義務付けられていない。
競馬開催の中止による馬券の売上や周辺産業への影響もさることながら、南半球のオーストラリアでは9月1日からが種付けシーズン。ところが、大きなウェイトを占めるシャトル種牡馬は現在検疫所から出ることができない。いずれ収まる騒動とはいえ、各生産者は計画の軌道修正を余儀なくされている。
また、感染は競走馬のみに止まらず、シドニー警察騎馬隊用の馬にまで波及。6頭から陽性反応が出たため、騎馬隊全ての馬に出動禁止の措置がとられている。折りしもオーストラリアでは9月8日からAPEC(アジア太平洋経済協力会議)が予定されているところで、警備に支障をきたすことが懸念されている。


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