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ストリートセンスが貫禄示す/トラヴァーズS

現地時間8月25日、米ニューヨーク州サラトガ競馬場でG1トラヴァーズS(ダート10ハロン、3歳、7頭)が行われ、1番人気のストリートセンス Street Sense(牡3、米C.ナフツガー厩舎、C.ボレル騎手)が優勝した。勝ち時計は2分2秒69、馬場状態は Fast(速)だった。
G1ケンタッキーダービーを快勝したものの、2冠目のG1プリークネスSをカーリン Curlin から頭差の2着に敗れたことから、3冠目のG1ベルモントSを自重して秋に備えたストリートセンスは、前走G2ジムダンディSを制してここに臨み、単勝1.35倍という圧倒的な支持を受けた。
レースを先導したのは伏兵のグラスホッパー Grasshopper。G2ジムダンディS2着馬シーピーウエスト C. P. West を挟んで、ストリートセンスは先頭から2馬身差ほどの3番手という絶好位を追走した。
直線を待たずしてシーピーウエストは後退。ストリートセンスはグラスホッパーの外に並びかけて直線へ。後は突き放すだけと思われたが、ここでグラスホッパーが存外の粘りを発揮。それでも最後はねじ伏せる格好で、ストリートセンスが半馬身先着した。
2着のグラスホッパーはG1どころか重賞も初出走でこの大健闘、今後注目の存在となるかもしれない。その後ろは10馬身強と大きく水が開いて、シンガリ人気のヘルシンキ Helsinki が入線している。
ストリートセンスは父ストリートクライ Street Cry、母ベダズル Bedazzle(母の父ディキシーランドバンド Dixieland Band)の米国産馬で、通算11戦6勝。昨年のG1BCジュヴェナイル、今年のG1ケンタッキーダービーに続いて、3つめのG1タイトル獲得となった。
次走についてはG2スーパーダービー(9/22、ルイジアナダウンズ、ダート9ハロン)をはじめ、いくつものレースが候補に挙がっている段階。しかし、どこを使うにせよ、最大目標はもちろんG1BCクラシック(10/27、モンマス、ダート10ハロン)であることに変わりはない。


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