ニュース

海外

ハードスパン初G1/キングズビショップS

現地時間8月25日、米ニューヨーク州サラトガ競馬場でG1キングズビショップS(ダート7ハロン、3歳、11頭)が行われ、1番人気のハードスパン Hard Spun(牡3、米J.ジョーンズ厩舎、M.ピノ騎手)が優勝した。勝ち時計は1分22秒34、馬場状態は Fast(速)だった。
3歳屈指の実力馬と評されながら、G1ケンタッキーダービー2着、G1プリークネスS3着、G1ベルモントS4着、G1ハスケル招待H2着…。陣営はこの惜敗続きにピリオドを打つべく、同日のG1トラヴァーズS(ダート10ハロン)に背を向け、短距離のこちらを選択した。
ハードスパンはスタートでやや出負け。しかし、行き脚がつくとすぐに2番手に取り付いた。ハナを奪ったスピンマスター Spin Master を向正面のコーナー入口で早々と交わして行き、先頭へ。独走態勢かと思われたが、後続からファーストディフェンス First Defence が差を詰めて直線へ。
外から懸命に迫ったファーストディフェンスが直線半ばでわずかにハードスパンの前に。しかし、ここからハードスパンがもう一伸び。ファーストディフェンスは抗しきれずに後退した。
最後は1馬身半差でハードスパンが堂々1着。ファーストディフェンスは2着。そこから4馬身強の差が開いて、3着にはイージーウォリアー E Z Warrior が入っている。
勝ったハードスパンは父ダンチヒ Danzig、母ターキッシュトリスト Turkish Tryst(母の父ターコマン Turkoman)という血統の米国産馬で、通算11戦6勝。ここまでG2レーンズエンドS、G3ルコントSと重賞2勝を挙げており、ここが念願の初G1タイトルとなった。
陣営はハードスパンの絶対能力に自信を深めたようで、もう一度距離延長にトライさせる。具体的なレース名は挙がっていないが、8ハロンか9ハロンのレースを使った後に、G1BCクラシック(10/27、モンマス、ダート10ハロン)を目指すとしている。


ニュース一覧

  • 全て
  • 中央
  • 地方
  • 海外