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マンデュロ、G1・3連勝/ジャックルマロワ賞

現地時間8月12日、仏ドーヴィル競馬場でG1ジャックルマロワ賞(芝1600m、直線、3歳以上牡牝、6頭)が行われ、1番人気のマンデュロ Manduro(牡5、仏A.ファーブル厩舎、S.パスキエ騎手)が優勝した。勝ち時計は1分37秒4、馬場状態は Bon(稍良)だった。
マンデュロは、ペースメーカーを務めたトイルサム Toylsome(マンデュロと同じくG.フォン・ウルマン男爵の持ち馬)の直後を追走した。残り450mほどの地点でトイルサムがスタンド側に馬を寄せてマンデュロに進路を譲ると、マンデュロは満を持して抜け出し、そのまま勝利を収めた。
3馬身差の2着には、追い込んだG3ギシュ賞2着馬ホロシーン。マンデュロに懸命に食い下がろうとしたタートルボウル Turtle Bowl(05年G1ジャンプラ賞勝ち馬)は半馬身交わされて3着までだった。
今年のG1ジョッキークラブ賞(仏ダービー)とG1ジャンプラ賞を連勝したローマン Lawman は、先行したものの早々に失速して殿り負け。レース後、陣営は同馬の肝臓に障害が起きていたことが判明したと明らかにした。それも痛みを伴うもので、レースにも少なからぬ影響があったとしている。
勝ったマンデュロは父モンズーン Monsun、母マンデリヒト Mandellicht(母の父ビーマイゲスト Be My Guest)という血統のドイツ産馬で、通算17戦9勝。G1は前々走の仏G1イスパーン賞、前走の英G1プリンスオブウェールズSに続く3勝目となった。
この後は距離延長にチャレンジ。G2フォワ賞(9/16、仏ロンシャン、芝2400m)から、最大目標のG1凱旋門賞(10/7、ロンシャン、芝2400m)へ向かう。また、様子を見つつとしながらも、陣営はG1BCクラシック(10/27、米モンマスパーク、ダ10ハロン)挑戦にも意欲を見せている。
なお、8月20日、ダーレーグループがマンデュロを引退後に種牡馬として、同グループのスタッドで供用することを発表している。
もともとこの両者の結び付きは深く、G.フォン・ウルマン男爵の持ち馬では、タイガーヒルIRE(G1バーデン大賞連覇、G1バイエリシェスツフトレネン)、シロッコ Shirocco(G1BCターフなどG1・4勝)も、同グループの種馬場に繋養されている。


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