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エニーギヴンサタデーがハスケル招待H快勝

現地時間8月5日、米ニュージャージー州モンマスパーク競馬場でG1ハスケル招待H(ダート9ハロン、3歳、7頭)が行われ、2番人気のエニーギヴンサタデー Any Given Saturday(牡3、米T.プレッチャー厩舎、G.ゴメス騎手)が優勝した。勝ち時計は1分48秒35、馬場状態は Fast(速)だった。
このレースの1週前、今年の米牡馬三冠路線「三強」の筆頭格、ケンタッキーダービー馬ストリートセンス Street Sense がニューヨーク州サラトガ競馬場で行われたG2ジムダンディSを快勝し、秋に向けて順調なステップを踏み出した。
このG1ハスケル招待Hには残る2頭、G1プリークネスSを制したカーリン Curlin、三冠で2、3、4着のハードスパン Hard Spun の2頭がエントリー。そこに前走G2ドワイヤーSを4馬身差で制して上昇を見せるエニーギヴンサタデーが加わって大いに注目が集まる一戦となった。
軽快な先行力を売りにするハードスパンは、逃げたケーブルボーイ Cable Boy から1馬身差の2番手からの競馬。直後1馬身差のインにエニーギヴンサタデーがつけ、カーリンはやや離れた5番手を追走した。
最終コーナーでハードスパンがケーブルボーイの外に並びかけると、さらに外から勢いをつけてカーリンがマクリに掛かった。そして、カーリンをインから押し出すようにエニーギヴンサタデーも進出、3頭並んで直線へ向いた。
しかし、勝負は意外にアッサリ決した。エニーギヴンサタデーが見る間に力強く抜け出しゴールへ一目散。4馬身半後方で行われたハードスパンとカーリンの激しい2着争いは、ハードスパンに軍配。カーリンはハードスパンから頭差の3着に敗れた。
エニーギヴンサタデーは父ディストーティドヒューマー Distorted Humor、母ウィークエンドインインディ Weekend in Indy(母の父エーピーインディ A.P. Indy)という血統の米国産馬。通算9戦5勝で、重賞は前走のG2ドワイヤーSに続く連勝で2勝目、G1は初勝利となった。
エニーギヴンサタデーの次走はまだ明らかではないが、最終的な目標は同じモンマスパーク競馬場で10/28に行われるG1BCクラシック(ダート10ハロン)となりそうだ。
また、2着のハードスパン陣営は、同馬のスピードをより活かすべく距離短縮を思案中。8/25のG1キングズピショップS(サラトガ、ダート7ハロン、3歳)出走を視野に入れている。


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