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「コスモバルク号」導入、オーナーの寄付金で

ホッカイドウ競馬所属馬コスモバルク(牡6歳、田部和則厩舎、父ザグレブ)のオーナーである(有)ビッグレッドファーム(新冠町・岡田美佐子代表)が贈った寄付金をもとに導入された福祉車両、「コスモバルク号」2号車の贈呈式が7月13日、様似町の様似町社会福祉協議会事務所前で行われた。
同ファームは、愛馬コスモバルクが昨年のシンガポール国際Cで悲願のG1初制覇を果たした際、賞金から500万円を社会福祉法人北海道共同募金会に寄付した。同協議会は、オーナーと親交の深い高村洋子町議の勧めもあり、共同募金会に車両購入を申請。このほど申請が受理され、寄付金の一部を充当して福祉車両を購入し、「コスモバルク号」2号車と名付けた。車椅子2台が乗車可能な10人乗りのワンボックスタイプで、ドア部分には「コスモバルク号」の文字と馬のイラストが描かれている。主に透析患者の移送に使用されるという。すでに1号車は道共同募金会本部が業務用として活用、道内を所狭しと駆け回っている。
2台の「コスモバルク号」の前で、共同募金会の中山剛常務理事・事務局長から2号車のレプリカキーを贈呈された小野哲弘同協議会会長は「寄付していただいたオーナーには心から感謝します。大切に使っていきたい」と笑顔。ホッカイドウ競馬の星として道民に希望と勇気を与えてきたコスモバルクが、今度は福祉にも貢献することになった。


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