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ヴィヴァパタカ、Vオブレインを再度下す

6月3日、香港シャティン競馬場で、香港競馬シーズンの掉尾を飾るLG1香港チャンピオン&チャターカップ(芝2400m、3歳上、7頭)が行われ、前走G1クイーンエリザベス2世カップを制したヴィヴァパタカ Viva Pataca(セン5、香港J.ムーア厩舎)が、G1ドバイシーマクラシックの覇者ヴェンジャンスオブレイン Vengeance Of Rain を再び2着に下して優勝、昨年に続く連覇を達成した。勝ち時計は2分24秒6、馬場状態は Good to Firm(良)だった。
サターン Saturn が逃げ、ヴィヴァマカオ Viva Macau が4~5馬身離れて追走。さらにその後ろも4~5馬身開いて、外にブリッシュラック Bullish Luck、内にヴェンジャンスオブレイン。G1英ダービーでアーキペンコ Archipenko(17着)に騎乗後、香港に駆けつけたM.キネーン騎手が手綱を取ったヴィヴァパタカはその2頭を見るように進んだ。
直線入口手前で先行した2頭との差が一気に詰まり、同時にブリッシュラックが脚色を失ったところで、ヴェンジャンスオブレインが満を持して先頭に。しかし、これに外から並びかけたヴィヴァパタカがアッサリこれを交わし、最後は3馬身半差をつけて余裕の勝利。新王者誕生を思わせる勝ちっぷりを見せた。
2着から4馬身半差でヴィヴァマカオがどうにか3着。以下はバラバラの入線となり、ブリッシュラックは寂しいシンガリ負け。先頭からは実に24馬身余り離される大惨敗となった。
ヴィヴァパタカは父マルジュ Marju、母コミック Comic(母の父ビーマイゲスト)の英国産馬で、通算成績は20戦11勝。G1ドバイシーマクラシックで世界に覇を唱えたヴェンジャンスオブレインを2度にわたって下したことで、香港年度代表馬の有力候補にも推されている。


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