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ノットナウケートー、Ｄトーマス撃破
現地時間5月27日、愛カラ競馬場で行われたG1タタソールズゴールドカップ（芝10f110yd、4歳上、9頭）は、J.ムルタ騎手騎乗のノットナウケートー Notnowcato（牡5）が優勝。単勝1.5倍の圧倒的な1番人気に推されたディラントーマス Dylan Thomas をアタマ差抑え込んだ。馬場状態は Good to Firm（良）、勝ち時計は2分16秒2だった。
最内枠からスタートしたノットナウケートーは、逃げ馬を見ながら2番手を追走。直線を向いて、4番手前後につけていたディラントーマスが満を持して先行勢を飲み込みに掛かり、ノットナウケートーも一旦は交わされたようにも見えたが、ここで渋太く食い下がり、最後はアタマ差だけ前に出た。
ノットナウケートーは父インチナー Inchinor、母ランブリングローズ Rambling Rose（母の父カドージェネルー Cadeaux Genereux）の英国産馬で、通算成績は16戦6勝。昨年8月のG1英インターナショナルS以来となるG1・2勝目を挙げた。実は、同レースでもディラントーマスを4着に下しており、対戦成績はノットナウケートーの2戦2勝。欧州芝中距離路線の制圧を目指していたディラントーマスにとっては、厄介なライバルが出現したと言えそうだ。
