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シンガポールで日本馬がワンツー

5月20日、シンガポールのクランジ競馬場でG1シンガポール航空国際カップ(芝2000m、3歳上、13頭)が行われ、美浦・加藤征弘厩舎所属で、田中勝春騎手が手綱を取ったシャドウゲイト(牡5)が優勝した。1-1/4馬身差の2着には道営・田部和則厩舎のコスモバルク(牡6)が入り、日本調教馬によるワンツーフィニッシュとなった。勝ち時計は2分4秒0、馬場状態は yielding(稍重)だった。
地元調教馬のクルーソー Crusoe がハナを切り、コスモバルクはやや掛かり気味に2番手を追走。南アフリカのオラクルウエスト Oracle West を挟んで、シャドウゲイトは絶好の4番手につけた。3~4コーナーでシャドウゲイトが徐々に進出を開始すると、それを待っていたような形でコスモバルクも上昇を開始。直線を向いて、シャドウゲイトがコスモバルクを交わして先頭に躍り出ると、そのまま押し切ってみせた。
一方のコスモバルクは交わされてからややモタつくような感じもあったが、前年の覇者の意地を見せて、追い込んだフランスのドクターディーノ Doctor Dino を短頭差抑え込んで2着を確保した。
勝った飯塚知一氏所有のシャドウゲイトは父ホワイトマズル、母ファビラスターン(母の父サンデーサイレンス)という血統で、千歳市・社台ファームの生産馬。通算成績は19戦6勝で、今年のG3中山金杯と合わせて重賞2勝目。G1は初勝利となった。


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