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ダルジナがFビオを下す―仏1000ギニー

現地時間5月13日、仏ロンシャン競馬場G1プールデッセデプーリッシュ(仏1000ギニー、芝1600m、3歳牝、13頭立て)が行われ、先に抜け出した英1000ギニー馬フィンスケールビオ Finsceal Beo をゴール寸前でC.スミヨン騎手騎乗のダルジナ Darjina(牝3、仏A.ド・ロワイユデュプレ厩舎)が捉え、頭差で勝利に収めた。馬場状態は Bon(稍良)、勝ち時計は1分37秒2だった。
その名の通り「生ける伝説」となるべく、フィンスケールビオは英・仏・愛の1000ギニー完全制圧を目指して、まずは連闘でこのレースにエントリー、圧倒的な1番人気に推された。レースでは内ラチ沿いの4~5番手という注文通りの絶好位をキープ、直線では内を突いて一気に抜け出した。しかし、外から強襲したダルジナが一完歩ずつ差を詰め、最後の最後にフィンスケールビオを交わしてゴールイン。非常に見応えのある好レースとなった。
ダルジナは父ザミンダー Zamindar、母ダリンスカ Darinska(母の父ジルザル Zilzal)のフランス産馬で、通算3戦3勝。昨年11月のデビュー戦を快勝、年明け初戦となった前走のG3グロット賞も制しており、無敗での戴冠となった。次走は6月22日のG1コロネーションS(英アスコット、芝8f)か、6月10日のG1ディアヌ賞(仏オークス、ロンシャン、芝2100m)になりそうだ。
また、敗れたフィンスケールビオ陣営は敗因を柔らかい馬場としており、次走G1愛1000ギニー(カラ、芝8f)での雪辱を期している。


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