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ベントレービスキット豪G1を3連勝、英遠征

5月12日、豪ドゥーンベン競馬場でG1BTCカップ(芝1200m、10頭立て)が行われ、N.ロウィラー騎手騎乗で2番人気のベントレービスキット Bentley Biscuit(セン5、豪G.ウォーターハウス厩舎)が、昨年のG1スプリンターズSの覇者で1番人気のテイクオーバーターゲット Takeover Target(セン7)を短首差で下して優勝した。馬場状態は Good(良)、勝ち時計は1分8秒57だった。
本命馬らしく3番手から競馬を進めたテイクオーバーターゲットは、直線も確かな伸びを見せ、勝利を手にしたかと思われたが、これを道中最後方から競馬を進めたベントレービスキットが内から鮮やかに差し切った。
ベントレービスキットは父パントルセレブル、母タイクーンジョイ Tycoon Joy(母の父ラストタイクーン)の豪州産馬で、通算18戦12勝。今年4月のG1T.J.スミスSで初G1制覇を飾ると、連闘で前走のG1オールエイジドSも優勝。このレースも制してG1・3連勝を飾った。
同馬を管理するG.ウォーターハウス師は「彼は明らかにオーストラリアのベストスプリンター」と評しており、どうやらグローバルスプリントチャレンジ(以下GSC)に参戦させる模様。今後は6月19日のGSC第3戦・英G2キングズスタンドS(アスコット、芝5f)、6月23日のGSC第4戦・英G1ゴールデンジュビリーS(アスコット、芝6f)に向けて調整される見込みだ。
また、オーストラリアからは昨年のGSCチャンピオン・テイクオーバーターゲット、今年のGSC第1戦と第2戦を制して目下ポイントトップを独走中のミスアンドレッティ Miss Andretti、さらに3月に豪G1ザ・ギャラクシー(芝1100m)を制しているマグナス Magnus の各陣営も英遠征を計画。今年も豪州勢がスプリント戦線を熱く盛り上げてくれそうだ。


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