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コックニーレベルが混戦を断つ―英2000ギニー

現地時間5月5日、英ニューマーケット競馬場で日本の皐月賞に当たるG1英2000ギニー(芝8f、3歳牡牝、24頭)が行われ、日本でもお馴染みのO.ペリエ騎手が手綱を取った単勝26倍の伏兵コックニーレベル(牡3、英G.ハファー厩舎)が優勝した。馬場状態はGood to Firm(良)、勝ち時計は1分35秒28だった。
ここに出走すれば本命に推されたであろう昨年のカルティエ賞最優秀2歳牡馬のテオフィロ Teofilo が、直前になって脚部不安を発症、回避を表明したことで、今年のG1英2000ギニーは大混戦模様となった。8fの直線コースで争われたレースは、24頭がほぼ半数ずつ内と外に分かれる展開に。外ラチ沿い馬群の後方につけたコックニーレベルが残り2fあたりからグイグイ伸び、最後は外ラチ一杯を通って1着でゴールインした。
コックニーレベルは父ヴァルロワイヤル Val Royal、母ファクティース Factice(母の父ノウンファクト Known Fact)の愛国産馬で、通算成績は4戦2勝。このレースが初重賞制覇にして初G1タイトルとなった。また、祖母ワッキープリンセスは日本に輸入されており、オープンで活躍したナリタダイドウ(父タマモクロス)は伯父に当たる。この後は6月19日のG1セントジェームズパレスS(英アスコット、芝8f)を目指す。
なお、テオフィロは現在(5月8日)プールで調整中で、G1英ダービーもどうやら回避の見込み。復帰目標はG1キングジョージVI世&クイーンエリザベスS(7/28、英アスコット、芝12f)と報じられている。


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