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差し返した!ユートピアが米重賞制覇

現地時間5月2日、米ニューヨーク州ベルモントパーク競馬場でG3ウエストチェスターH(ダート8f、3歳上、5頭)が行われ、昨年3月の首G2ゴドルフィンマイル(1着)以来の実戦に臨んだユートピア(牡7)が勝利を収めた。勝ち時計は1分33秒23だった。
ユートピアは好スタートから逃げたハッピーハンティング Happy Hunting の外にピタリとつけ、手応え良く追走していたが、最終コーナー手前で進出してきた1番人気のサンキング Sun King がこの2頭を捲って、直線入口では先頭に。さらに外からポリティカルフォース Political Force が襲い掛かり、ユートピアはこのまま後退するかと見えた。しかし、鞍上のマイケル・ルッツィ騎手の右ムチに応えて、ここからもう一踏ん張り。なんと2頭を差し返して、2位入線のポリティカルフォースに1馬身差をつけてゴール板を駆け抜けた。
なお、ポリティカルフォースは直線でサンキングの進路を妨害したとして3着に降着。2着にサンキングが繰り上がっている。
ユートピアは父フォーティナイナー、母ドリームビジョン(母の父ノーザンテースト)で、早来・ノーザンファームの生産馬。G2ゴドルフィンマイル制覇時は金子真人ホールディングスの所有で、栗東・橋口弘次郎厩舎の管理馬だったが、同レースでのパフォーマンスと血統背景を高く評価されてゴドルフィングループが購買。同グループのお抱え調教師であるサイード・ビン・スルール厩舎に転厩していた。次走は5/28のG1メトロポリタンH(米ベルモント・ダ8f)になりそうだ。


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