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エイブルワンがまんまと逃げ切り／香港ＣＭ
4月29日、香港シャティン競馬場で行われたG1香港チャンピオンズマイル（芝1600m、3歳上、9頭）は、地元調教馬で7番人気の伏兵エイブルワン Able One（セン4）が逃げ切って優勝した。
エイブルワンが楽に先手を取るも、人気薄ということもあってか競りかける馬もなく、レースは前半800m49秒0というスローペースに。エイブルワンは手応え十分に直線を向き、ゴールへ一目散。後半800mのラップは45秒5とあっては、後続も差を詰めるのが精一杯。昨年のG1安田記念3着馬ジョイフルウィナー Joyful Winner、G1香港マイル勝ち馬ザデューク The Duke らが末脚を伸ばすも、時すでに遅し。それぞれ2着、3着に泣いた。また、このレース3連覇を狙った昨年のG1安田記念勝ち馬ブリッシュラック Bullish Luck は好位からレースを進めたものの、いつもの伸び脚がなく、ブービー8着に敗れている。
エイブルワンは父ケープクロス Cape Cross、母ガーデニア Gardenia（母の父デインヒル）のニュージーランド産馬。オーストラリアでデビューし1戦1勝の後、香港へ移籍。このレースまで9戦4勝という成績だったが、目立った実績はなく、これが初めてのビッグタイトル獲得となった。
