ニュース

海外

カーリンがKYダービーの本命に躍り出る

現地時間4月14日、米アーカンソー州オークローンパーク競馬場でG2アーカンソーダービー(ダ9f、3歳、9頭)が行われ、R.アルバラード騎手が手綱を取ったカーリン Curlin (牡3)が、2着のストームインメイ Storm in May に10馬身半の差をつける圧勝劇を演じた。この勝利を受けて、5月5日に行われるG1ケンタッキーダービーの前売りオッズでカーリン株が急騰、4月16日現在で単勝4.5倍の1番人気となっている。
カーリンは今年2月にガルフストリームパークのダート7f戦でデビュー戦を12-3/4馬身差で、立て続けに3月のG3レベルSも5-1/4馬身差でそれぞれ楽勝。このG2アーカンソーダービーでも単勝1.8倍というダントツの本命に推されていた。レースでは逃げたデッドリーディーラー Deadly Dealer (3着)を見ながら余裕綽々に3番手を追走。直線入口でデッドリーディーラーを交わし去ると、あとは後続との差を開げる一方という、全く文句のつけようがないパフォーマンスを披露した。
カーリンは父スマートストライク Smart Strike、母シェリフスデピュティ Serriff's Deputy(母の父デピュティミニスター Deputy Minister)の米国産馬で、通算3戦3勝。もし4戦目でG1ケンタッキーダービー制覇となれば、1915年のリグレット Regret 以来となり、3歳2月という遅いデビューでの戴冠となれば、1882年のアポロ Apollo 以来の快挙となる。
また、このレースには公営・船橋競馬所属の林幻(ハヤシ・ゲン)騎手がオリンピックチーフ Olympic Chief の手綱を取って参戦。残念ながら4番手からズルズル後退、8着馬から28-1/4馬身、勝ったカーリンからは50馬身以上離されてシンガリ負けだったが、23歳と若い同騎手にとっては貴重な経験になったことだろう。


ニュース一覧

  • 全て
  • 中央
  • 地方
  • 海外