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ドミニカン、ストリートセンスを差し切る

現地時間4月14日、米ケンタッキー州キーンランド競馬場でG1ブルーグラスS(オールウェザー9f、3歳、7頭)が行われ、1番人気に推された昨年の米2歳牡馬チャンピオンのストリートセンス Street Sense をゴール前で伏兵ドミニカン Dominican (セン3)が強襲。ハナ差で栄冠を手中にし、ケンタッキーダービー戦線に名乗りを挙げた。
ストリートセンスは逃げ馬を射程圏に入れながら4番手を追走したが、その直後で虎視眈々と構えていたのがドミニカン。最終コーナーでストリートセンスが先行勢を捕まえに行くと、それを目標にドミニカンも動き、直線半ばでストリートセンスの外に持ち出すと一気の伸び。最後の1完歩でストリートセンスを差し切った。
ドミニカンは父エルコレドール El Corredor、母ファーストヴァイオリン First Violin(母の父ディキシーランドバンド Dixieland Band)の米国産馬で、通算7戦3勝。重賞は初勝利となった。2歳時は5戦1勝で、11月のG2ケンタッキージョッキークラブSの3着が目立つ程度だったが、3歳となってG外ラッシュアウェイSとこのレースを連勝。この上昇振りは、本番でも穴党の注目を集めそうだ。
また、本命馬らしいレースを見せたストリートセンスだが、追い出してからやや内にササる場面もあり、本番に一抹の不安が残る内容。レース前はG1ケンタッキーダービーの前売りで1番人気だったが、G2アーカンソーダービーを楽勝したカーリン Curlin にその座を譲り、現在は2番人気となっている。


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