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群馬境トレーニングセール開催、11頭が売却

今年最初のセリ「第1回群馬境TCサラブレッドセール」が4月9日、群馬県の境共同トレーニングセンターで開催された。セールでは30頭(牡17頭、牝13頭)が上場され、11頭(牡8頭、牝3頭)が売却。売却総額は7539万円、売却率は36.67%、平均価格は685万3636円だった。
会場となった同センターは、2004年に廃止された高崎競馬の調教場として利用されていた施設。その後、民間の育成牧場として再スタートを切り、南関東・大井競馬の認定厩舎(外厩)として利用されていることでも知られている。本セールは同センターの知名度アップ、比較的温暖な気候を活かした育成成果を見せようと開催。今年国内初、群馬県では初めてのトレーニングセールということもあり、セール前から多くの問い合わせが殺到し、当日も馬主、調教師など200人以上が来場。関心の高さを窺わせた。
1周1200メートルのダートコースで行われた公開調教では上場馬が16組に分かれ、2ハロンのタイムを計測。それぞれの調教過程に合わせての走りとなったが、ラスト1ハロンを11秒台で駆け抜ける馬もおり、仕上がりの良さをアピールした。
最高価格馬となったのは、ジャングルポケット産駒のトーヨートーヤコ2005(牡、販売申込者・新冠町/(有)大作ステーブル)。1890万円で東京都の坪野谷和平氏が競り落とした。以下、ラスト1ハロン=11秒6の一番時計を記録したマヤノロワール2005(牡、父マイネルラヴ)が1365万円、好馬体が光ったキタノツムジカゼの2005(牡、父サクラローレル)が945万円と続いた。
セール終了後、同センターの渋谷武久代表は「初めてということで、主催者も上場者も購買者も手探りの部分があった。第1回目としてはマズマズの結果と思う。改善するところは直して、2回3回と続けていきたいですね」と振り返った。


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