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ティアゴ、サンタアニタダービー制覇

現地時間4月7日、米カリフォルニア州サンタアニタパーク競馬場でG1サンタアニタダービー(ダ9f、3歳、10頭)が行われ、単勝30.3倍のブービー人気だったティアゴ Tiago (牡3)が見事な追い込みを見せて優勝した。
前走G2ロバートB.ルイスS2着で1番人気に推されたサムピー Sam P. がハナを切るかに見えたが、これに伏兵ブラックセヴンティーン Black Seventeen が競りかけ、さらに2番人気のリクイディティ Liquidity がカカり気味に先行集団に加わる展開。やや激しくなった先行争いを直後で眺めていたキングオブザロキシー King of the Roxy が直線満を持して先頭に立ち、勝利を収めるかに思えた。しかし、ここで追い込んできたのがティアゴ。向正面のコーナー入口では先頭から10馬身以上離された9番手だったが、そこからグングン加速をつけると、ついにはキングオブザロキシーの内から鮮やかに差し切って、初重賞・初G1制覇を達成した。
ティアゴは父プレザントタップ Pleasant Tap、母セットゼムフリー Set Them Free (母の父ストップザミュージック Stop the Music) の米国産馬で、通算成績は4戦2勝。今回のレース振りは兄ジャコモ Giacomo があっと驚く追い込みを決めた05年のG1ケンタッキーダービーをまざまざと思い起こさせるもので、5月5日の本番でも穴党の注目を集める存在になりそうだ。ちなみに、ティアゴの初勝利は1着馬の降着によるもので、実は先頭でゴールインしたのは今回が初めてだった。


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