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「強い馬づくり」講演会開催(新ひだか)

JBBA日本軽種馬協会は2月20日、新ひだか町の静内ウエリントンホテルで、米ケンタッキー・イクワイン・リサーチ社のジョー・ペイガン博士を招き、「強い馬づくり」講演会を開催した。
この講演会は、JBBAなどが昨年度から実施している「競走馬生産振興事業」の中にある「軽種馬経営高度化指導研修事業」の一環。同事業で牧場巡回指導をしているペイガン博士が「丈夫で強い競走馬生産のための発育管理」と題し、講演を行った。
博士は理想的な発育を、特定の月齢、年齢において発育上の問題が最小となることと定義。生後すぐから18カ月齢まで30日間隔で体重、体高を測定し、データ分析する方法を薦めた。さらに博士は自らが調査した重賞勝ち馬のデータを説明。「体高が高く、体重が重くない馬は成功する可能性が高い」との見解を示した。
また、近年産地で取り沙汰されているDOD(発育期整形外科疾患)についても言及。DODの発症原因は、遺伝・栄養・環境・外傷の4つとし、中でも栄養は「ミネラルのバランスが重要。多くても少なくても駄目」と声を大にした。
会場は立ち見が出るほどの超満員。生産者の強い馬づくりに懸ける熱意が伝わる講演会となった。


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