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義経神社で初午祭、愛馬の活躍を祈る・平取

平取町の義経神社で2月5日、「初午祭矢刺しの神事」が斉行され、軽種馬関係者約100人が愛馬の活躍と無病息災を祈願した。
初午祭は、同神社の御祭神である源義経が騎馬武者として名を馳せ、愛馬を大事にした故事にあやかり、毎年2月の初午の日に行われる伝統行事。祈願すれば願いが叶うと言われている。
参列者は境内を練り歩いた後、神殿で祭儀。祭りを締めくくる「矢刺しの神事」では、直垂(ひたたれ)姿に身を包んだ、同神社総代で馬主でもある仁岸清信氏が、馬上から今年の鬼門とされる巳の方角(南東)に向かって破魔矢を3本放ち、邪気を払った。
破魔矢を拾った人は、今年一年幸運が訪れるとされることから、参拝者たちは競って矢を拾っていた。1本の矢を手にした日高町の北海道ホースマンアカデミー3年生の井上拓也さんは「去年から狙っていたのでとてもうれしい。管内の馬が生涯を全うして活躍できるように願っています」と笑顔。行事者の仁岸氏は「緊張して頭の中が真っ白だった」と大役を果たし晴れやかな表情を見せていた。


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