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8カ月の闘病の末バーバロが安楽死

現地時間1月29日、06年に無敗でG1ケンタッキーダービーを制したバーバロ Barbaro (牡4)が安楽死の処置をとられた。
同馬は昨年5月に行われたG1プリークネスSのスタート直後、右後肢に故障を発症し競走を中止。以降8カ月に渡り闘病生活を送っていた。ペンシルヴェニア大学ニューボルトンセンターの医療チームによる懸命の治療がなされていたが、怪我をした右後肢をかばうあまり、昨年の7月には左後肢に、さらに最近になって両前肢まで、それぞれ蹄葉炎に冒されていた。
28日夜、バーバロはこれまでにないほど苦しみ始めたことから、翌日に関係者による苦渋の決断がなされた。同馬は通算7戦6勝。G1ケンタッキーダービー、G1フロリダダービーなど重賞4勝を挙げた。
※蹄葉炎…蹄に流れる血液の循環が悪くなることで、蹄が壊死し、蹄の骨が分離する病気。故障した馬が反対側の肢に自身の体重をかけることなどによって起こる。症状が悪化すると、蹄の骨が馬自身の体重で蹄底を突くことになり、非常に痛みを伴う。そのため、結果としては安楽死処分が取られることも多い。治療法は確立されていない。


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