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10億円の繁殖牝馬マジカルロマンス年内早産

昨年12月のタタソールズ・ディセンバー・ブリーディング・ストック・セールでせりで取引された繁殖牝馬としては史上最高の460万ギニー(約10億8700万円)で売却されたマジカルロマンス(父バラシア)が予定より20日以上も早く出産。思わぬ早産に関係者は頭を悩ませている。マジカルロマンスは1/14ごろに予定された出産日に合わせ、今春交配が予定されているダンシリのいるバンステッドマナースタッドに移送されていたが、12/21になって急に産気づいて牝駒を出産。37キロで生まれたピヴォタル産駒は健康状態に問題はないが、同年生まれのライバルとは最大で1年近い差があり、競走馬としては大きなハンデを背負うことになる。イギリスでは04年に2歳重賞のG2リッチモンドS(00年)を制したエンドレスサマーの出生日詐称が判明(97年12/26生まれを98年1/2生まれとして登録。2歳時に出走したすべてのレースは失格とされた)し、早産の問題がクローズアップされたが、今回やエンドレスサマーの件でもイギリスでの交配解禁日(2/14)以降の種付けというルールは守られており、早産はあくまでアクシデント。生産界からは早産馬に対する柔軟なルール適用を望む声が挙がっている。


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